今年の漢字は『税』。その税の仕組みをわかりやすく解説！「税について知る」

こんにちはnikoshiba（ニコシバ）です。

今年1年の世相を表す今年の漢字が、『税』と発表されましたね。生活に直結する増『税』・減『税』の動向が注目された一年。国民の不安や期待が錯綜したとしています。その税についてですが、どのような仕組みになっていいるのか、税の仕組みについて勉強してみたいと思います。

シリーズで掲載していきますので、どうぞ、お暇な時にでも覗いてみてください。国税庁の資料を参考にさせていただきます。

今年の漢字は『税』。その税の仕組みをわかりやすく解説！「税について知る」

様々な問題が国会で議論されていますが、その中で、今年の漢字は『税』となったということで、国民から集めた税金をはどのように収集され、どのように使われているのか、あまり興味がなかった人にも分かりやすく解説してみたいと思います。

税の仕組みを知ろう
税のしくみ・税の意義と役割
税金の使途であるべき姿は
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税の仕組みを知ろう

税金についてはほとんどの皆さんがご存知だと思いますが、今回はあまり「税」についてわからないという方に解説をしてみたいと思います。

以下に、項目別に税の仕組みを分かりやすくまとめてみました。

税金の意味をわかりやすく解説

税金は、国や地域が生活を良くするために集めるお金です。これによって、学校や公園、医者や警察などのサービスが提供され、みんなが安心して生活できるようになります。

所得税・法人税
- 所得税・法人税は、お金を稼いだり、給料をもらったりすると、その一部を国に税金として渡すお金です。その他、酒税・たばこ税・たばこ特別税・揮発油税・自動車税・自動車重量税などと輸入関税もあります。　
消費税・地方消費税
- 消費税は、お店で物を買った時につくお金です。おもちゃやお菓子を買う時に、そのお金の中から10％・８％など国に税金として渡すことになります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
公平な税金
- 税金は、お金をたくさん持っている人が多めに払うことがあります。これは、みんなが平等に良い生活ができるようにするためのルールです。
節約や寄付
- 税金を払うだけでなく、お金を節約することや、余裕があれば他の人や困っている人たちに寄付することも大切です。みんなで助け合って、みんなが笑顔で暮らせるように考えられます。

これらの解説は今までわからなかった方にでも税金の仕組みを理解してもらえるように簡単に解説してみました。

税のしくみ・税の意義と役割

私たちが納める税金は、どのようなところで使われ、どのような役割を果たしているのでしょうか。
私たちの生活にかかわる税の意義や役割などについて考えてみましょう。

なぜ「税」が必要なのだろう？

国や都道府県、市区町村では、私たちが健康で文化的な生活を送るために、個人ではできない様々な仕事（公共サービス等）をしています。このような「公共サービス」や「公共施設」（例：下のイラスト）を提供するためには、多くの費用が必要になります。その費用をみんなで出し合って負担しているのが「税金」です。

税は国民の暮らしを支えています。

私たちが納めた税金は、国民の「健康で豊かな生活」を実現するために、国や地方公共団体が行う活動の財源となるのです。私たちは一人では生きていけません。税は、私たちが社会で生活していくための、いわば「会費」といえるでしょう。

もしも税金がなかったら

次のような公共サービスを受けるのにお金がかかります。
例えば・・・

ごみ収集が有料に		交番が有料に
粗大ごみや地域によっては有料の場合もあります。

このように、税金がなかったら、公共サービスを受けるのにすべての費用を自分で負担しなければならず、困りますね。
みんなが豊かで安心して暮らしていくのに、税金はとても大切なものです。国税庁より参照抜粋https://www.nta.go.jp/taxes/kids/hatten/page01.htm

税金の使途であるべき姿は

この税をより良く生かすためにというか、この税の配分をどのように決めるなどの判断をするには、どのような仕組みがあるのでしょう。

税金の配分や使途を決める仕組みは、各国や地域によって異なりますが、一般的には以下のようなプロセスが存在します。

予算策定
- 政府は年度ごとに、どれくらいのお金が必要かを計算します。これには教育、医療、国防、インフラなどの予算が含まれます。この予算は、税収や借金などを考慮して決定されます。
税制の検討
- 税制は、上記のように所得税、法人税、消費税などさまざまな税金で構成されています。政府は、どの税からどれくらいの収入が見込まれるかを検討し、税率や税制度の変更を検討することがあります。
公共の要望と調整
- 政府は国民の声を聞き、公共の要望に基づいて予算を調整します。これには市民のニーズや要望、社会的な課題に対する対策などが含まれます。
議会での審議
- 予算や税制改革については、国会や議会で審議が行われます。議員たちは予算案や税制改革案について意見を交わし、合意を形成します。
透明性と説明責任
- 政府は、税金の使途や予算について透明性を持ち、国民に対して説明責任を果たす必要があります。これには、予算の詳細な公開や説明会、報告書の提出などが含まれます。
効果のモニタリングと評価
- 予算が使われると、その効果や成果をモニタリングし、評価することが大切です。効果が不十分だった場合は、予算の再調整や政策の見直しが行われることがあります。

これらの仕組みを通じて、税金の使途がより良く生かされるようになります。透明性や市民参加が確保され、公平で効果的な予算運用が実現されることが理想です。

いかがでしたか、大枠ではこのような考え方だと思います。次回は、上記の税の種類と分類について、私たちは、スーパーマーケットで買い物をしたり、レストランで食事をしたとき、その代金の支払を通じて「消費税」をも負担しています。また、働いている人は、所得に応じて「所得税」を納めています。
そのほかにもいろいろな税金がありますが、それぞれの税金はどのようなしくみになっているのでしょうか。この他、主な税金を取り上げて、詳しくみてみましょう。（シリーズ「税について知る」続編へ）