｢Apple ID泥棒」にiPhoneとも盗まれた悲劇！あなたのお金も思い出もなくなる？

こんにちはnikoshiba（ニコシバ）です。

「カネも思い出もすべてを奪われる…米国で被害が急増中の｢Apple ID泥棒｣の卑劣すぎる手口」という記事がPRESIDENT onlineさんで投稿されていましたが、この記事を読んでゾ〜ッとする位に恐ろしいことだなぁと思います。ここではその記事を拝見してから、どのように対処すべきかを考えてみました。

｢Apple ID泥棒」にiPhoneとも盗まれた悲劇！あなたのお金も思い出もなくなる？

考えたことなかったけど、もしiPhoneのパスコードが盗まれた上にiPhone自体を盗まれたらどのような対応を考えてら良いのでしょう。今では財布以上に大事なスマートフォン。気を付けいないと今度はあなたの番かも

記事の主だった内容は後半で示すとして、ポイントだけご紹介すると、同紙は、被害事例が「全米の警察署に山積み」になるほど多発していると述べ、具体例としてマンハッタンのバーで被害に遭ったという31歳女性の話を報じている。

IDを奪われ、130万円を銀行口座から引き出された

iPhoneのパスコードが盗まれた上に端末自体も盗まれた場合の対応
- iPhoneでApple IDの2ファクタ認証を使用する
- 2ファクタ認証をオンにする
端末を盗まれた場合のApple IDのパスワード変更方法
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IDを奪われ、130万円を銀行口座から引き出された

犯人は周到な計画のもと、iPhoneをひったくった直後、アヤスさんのApple IDを乗っ取っていたのだ。これはつまり、アヤスさんがiPhoneの正規の持ち主であることの証明が、敵の手に渡ったことを意味する。後述するが、iPhoneのパスコードさえ知られてしまえば、盗まれたiPhoneで容易にIDの乗っ取りを許してしまう。

一度乗っ取られると、盗難対策を兼ねているはずの「iPhoneを探す」機能や、リモートによるセキュリティ制御も無効化されてしまい、被害者は対応手段を失う。

犯人はプライベートな写真を盗み見ることや、パスワード・機密情報管理アプリの「キーチェーン」に保存してある社会保障番号（日本のマイナンバーに近い）をのぞき見ることも可能となり、アプリストアでの購入や金融アプリ経由での送金もやりたい放題だ。

ただでさえスマホを失い、なすすべなくただ肩を落とすアヤスさんを、さらなる悲劇が襲った。24時間と経たないうちに、銀行口座から多額が引き出されていることに気づいたのだという。

被害額を訊たずねるウォール・ストリート・ジャーナル紙のリポーターに、アヤスさんは表情を一段とこわばらせる。「1万ドル（約130万円）ほどです」。

同紙によると、このような被害は多発しているのだという。ほかにも3万5000ドル（約465万円）を失ったという被害者からの報告が同紙に寄せられているほか、ニューヨークだけで「幾多の被害者」が存在すると同紙は報じている。続きは後半で

iPhoneのパスコードが盗まれた上に端末自体も盗まれた場合の対応

iPhoneのパスコードが盗まれ、かつデバイス自体も盗まれた場合、以下の手順を追うことが重要ですが、時間との勝負になるので、すぐに取り掛かりましょう。

Apple IDのパスワード変更
- 盗まれたiPhoneに関連するApple IDのパスワードを変更します。これにより、iCloudやその他のAppleサービスへのアクセスが制限されます。
iPhoneのリモートロックとワイプ
- iCloudを使用して、紛失したiPhoneをリモートでロックおよびワイプ（データの消去）します。これにより、デバイスに保存されている個人データを保護できます。
Appleサポートに報告
- Appleサポートに連絡して、盗難を報告しましょう。彼らはサポートを提供し、必要な手続きを案内してくれるでしょう。
警察に届け出
- 盗難が発生した場合、警察に届け出ることも検討してください。警察は盗難の報告を受けて捜査を行い、デバイスを追跡する可能性があります。
保険の確認
- iPhoneが盗まれた場合、所定の保険がある場合には、保険会社に連絡して補償の手続きを進めることができます。
2段階認証を有効にする
- Apple IDに2段階認証を有効にすることで、セキュリティを向上させることができます。これにより、新しいデバイスへのログイン時に確認コードが必要になります。
SIMカードのブロック
- 携帯通信事業者に連絡して、SIMカードをブロックすることができます。これにより、通話やデータ通信の不正利用を防ぐことができます。

iPhoneでApple IDの2ファクタ認証を使用する

2ファクタ認証を使うことで、ほかの人にApple IDのパスワードが知られている場合でも、ユーザ本人のApple IDアカウントにアクセスされることを防ぐことができます。2ファクタ認証がオンの場合、Apple IDアカウントにサインインするには、Apple IDのパスワードと6桁の確認コードが必要になります。

確認コードは、Apple IDに関連付けられた電話番号に送信されるか、信頼しているデバイスに表示されます。Apple IDの2ファクタ認証は、iOS 17以降、iPadOS 17以降、およびOS X 13以降で使用できます。

注記: 特定の種類のアカウントでは2ファクタ認証を利用できない場合があります。2ファクタ認証は一部の国や地域では利用できません。Appleサポートの記事「Apple IDの2ファクタ認証の提供状況」を参照してください。

2ファクタ認証をオンにする

iPhoneで、「設定」＞「[自分の名前]」＞「サインインとセキュリティ」と選択します。
「2ファクタ認証をオンにする」をタップしてから、「続ける」をタップします。
確認コードの受け取りに使用する信頼できる電話番号を入力して、「次へ」をタップします。信頼できる電話番号に確認コードが送信されます。
iPhoneで確認コードを入力します。Apple IDの2ファクタ認証がオンになり、iPhoneが信頼できるデバイスになります。

これらの手順を迅速かつ正確に実行する（時間との勝負になりますよね）ことが、デバイスとデータのセキュリティを最大限に保つために重要です。

端末を盗まれた場合のApple IDのパスワード変更方法

盗まれたiPhoneに関連するApple IDのパスワードを変更します。これにより、iCloudやその他のAppleサービスへのアクセスが制限されます。とありますが、端末もない状態ではどのようにすれば良いのでしょう。

紛失したり盗まれたiPhoneに関連するApple IDのパスワードを変更する際、端末自体が利用できない場合でも、以下の手順を追うことができるとのこと。

別のデバイスやコンピュータを使用
- 他の友人や家族のiPhone、iPad、またはコンピュータを使用して、Apple IDのパスワードを変更します。これは、Appleの公式ウェブサイトや「設定」アプリから行えます。
Appleの公式ウェブサイトを利用
- Appleの公式ウェブサイト（　https://appleid.apple.com/　）にアクセスし、Apple IDにログインします。
セキュリティのための手順に従う
- ログインしたら、セキュリティセクションに移動し、パスワードの変更オプションを選択します。通常、これにはセキュリティのための質問に回答したり、指定された認証情報を入力する必要があります。
確認コードの入力
- 2段階認証が有効になっている場合、別のデバイスに送信された確認コードを入力して、身元を確認します。
新しいパスワードの設定
- 確認が完了すると、新しいパスワードを設定します。できるだけ複雑なパスワードを選択し、他のサイトやサービスと同じパスワードを使わないようにしましょう。

これにより、Apple IDに紐づくデバイスへの不正アクセスを防ぎ、データのセキュリティを確保することができるみたいなので、万が一の場合に備えて覚えておきましょう。

カネも思い出もすべてを奪われる…米国で被害が急増中の｢Apple ID泥棒｣の卑劣すぎる手口【2023編集部セレクション】

鉄壁のセキュリティの｢最大の弱点｣を悪用している

「6桁のパスコード」を盗まれただけで…
被害はiPhoneからほかのApple製品に広がる…
iPhoneを奪われた31歳女性の「乗っ取り被害」
IDを奪われ、130万円を銀行口座から引き出された
摘発されたiPhone窃盗団、被害総額は3680万円に上る
すべては「6桁のパスコード」を盗み見られたことから始まった
iPhoneが抱えている「シンプルな脆弱性」
米メディアが報じた「Apple ID泥棒」の手口
所有者の回復手段をあらかじめ奪う周到さ
本人になりすました犯人を止める術はない
「Appleのサポートはまったく役に立たなかった」
Androidも脆弱性を抱えている
安全性と利便性との板挟み
スマホを盗まれたらどうしたらいいのか
パスワードを人前で入力してはいけない

このような題目内容ですが、興味のある方はhttps://president.jp/articles/-/75747で、PRESHIDENT online 参照抜粋

結論としては、人前でパスコードを入力する際は、カードの暗証番号を入力するときのように、確実に画面を手で覆うなどの対策を取り、公共の場ではパスコードの入力を避け、顔認証や指紋認証のみを使うように心掛けましょう。

鉄壁のはずのiPhone ですらこのような状態、企業側としてもセキュリティには何重もの配慮をしているが、iPhoneとパスコードを同時に失うという状況においては、決定的な保護策を打ち出せていないのが現状みたいです。

デジタルで情報を一元管理する危険性はずいぶんと前から指摘されているが、それでもまだ、数百万円を失う被害が絶えない。まずは6桁のパスコードを人前で入力しないことを鉄則とし、少しでも安心できるデジタルライフを送りたい。

多くのユーザーはApple IDのパスワードを「キーチェーン」に保存していると考えられ、そのキーチェーンはiPhoneのパスコードがあれば解錠できてしまうからだ。

現状でユーザーが取れる最も重要な自衛策は、パスコードの入力に慎重になるという1点に尽きる。流出すれば、預金だけでなくデジタルデータの大部分が失われるおそれもあり、銀行の暗証番号などよりも格段に被害が大きい。人前でパスコードを入力する際は、カードの暗証番号を入力するときのように、確実に画面を手で覆うなどの対策を取りたい

公共の場ではパスコードの入力を避け、顔認証や指紋認証のみを使うことも有効だ。また、「設定」アプリから英数字混じりの複雑なパスワードに変更することも可能だが、肩越しに録画されてしまえばあまり意味がない。複雑なパスワードを使うこと自体はセキュリティ上望ましいが、依然として入力時には周囲に気をつける必要があるだろう。

このLINEのAIチャット君に聞いてみるのも良いかもしれませんね！