こんにちはnikoshiba(ニコシバ)です。
先日、静岡県小山町の県道で観光バスが横転し、乗客1人が死亡し35人がけがをしました。運転手は、今回のコースを運転するのは初めてで、事故直前に「ブレーキが利かなくなった」と話しているということです。ここでは、そのブレーキについての話になります。
バス事故から学ぶAT車でもエンジンブレーキで安全運転「富士山バス事故で衝撃の証言も」
富士山バス事故で、ブレーキが効かなかったと運転手が証言し、女性添乗員と、乗客の話で新事実が明らかになりそうですが、ここでは、その証言と、一般的なAT車の運転での注意点、エンジンブレーキやニュートラル使用方法の説明になります。
富士山バス事故で衝撃の証言
乗客が初めて明かす バス横転事故“緊迫の一部始終”運転手(26)
: ブレーキが利かない 横転したバスの乗客Aさん(65)
: 最初の段階で、なんかブレーキが利かないというので、一旦減速はしました。そのまま、また走り続けまして、今度いよいよ利かなくなったんでしょうね。
「利かないな、利かない、ブレーキが利かない」って その時の、運転手と添乗員との緊迫のやりとりも耳に入った。 運転手(26)
: ブレーキが利かない! 女性添乗員: サイドブレーキ!サイドブレーキ! 運転手(26): サイドブレーキも利かない! 横転したバスの乗客Aさん(65)
: 揺れながら、傾きながら、だんだんだんだんスピードが出てきて。だいたいスピード60キロから70キロは、もしかすれば・・・ この道は下り坂が続くため、30キロの標識がある。この緊急事態に、添乗員から乗客に対し・・・ 横転したバスの乗客Aさん(65)
: 「皆さん、シートベルトちゃんと締めてください。シートベルト確認してください」っていうのは、繰り返し連呼してましたね そしてバスは、事故現場となった右カーブへと近づいていく。 横転したバスの乗客Aさん(65)
: ここらへんが土がこうあって、ややカーブが少ない感じになってたんですね Aさんが描いてくれたのは、事故直前のバスの動き。 横転したバスの乗客Aさん(65)
: 手前のカーブでは右に傾いたんですね、少し。その前も傾いたりはしてたんです。2、3回が、こういう傾き。当然、右左の。当然、「キャー」という声が聞こえ始めた
「サイドブレーキも利かない!」乗客が初証言“車内で宙づりに”…事故までの2分間に一体何が 観光バス横転事故の一部始終
Yahooニュース 参照抜粋 https://news.yahoo.co.jp/articles/716b9f8e00cb3bf738c06cd470364a3b805cf4c4
改めてお亡くなりになられた方のお悔やみ、お怪我をなさった方のお見舞いを申し上げます。
他、報道によりますと
このバスのブレーキは「ドラム式」で、フットブレーキを踏むと車輪の内側につけられたドラムにブレーキシューという部品が押し当てられ、その摩擦でブレーキがきく仕組みになっています。
警察などが18日押収した車体の検証を行った結果、ドラム部分とブレーキシューの双方に焼けた跡が確認されたということです。
警察は、急な下り坂でフットブレーキを使いすぎる操作ミスが原因で摩擦が弱まり、ブレーキがきかなくなる「フェード現象」が起きたとみて、近く運転手を立ち会わせて現場検証を行い、当時の状況をさらに詳しく調べることにしています。
と、ありますが、ここではその坂道での一般車でのAT車ギアの使用方法などを解説してみたいと思います。
一般車でのAT車ギアの使用方法を再確認
近年、AT車(オートマチック車)が主流になっていますが、上記のバス事故から改めて、AT車のギアの使用方法を学んでみたいと思います。特に長い下り坂ではブレーキだけで無く、エンジンブレーキも使うようにするとブレーキの摩耗も「フェード現象」防止にもなると思います。
AT車を運転する場合、シフトレバーが「P」「 R」「 N」「 D」「 2」「L」があります(車種によって表示が異なりますので注意しましょう)が、ここでは一般的な車の例です。
- パーキング「P」
- リバース「R」(バックギア)
- ニュートラル「N」
- ドライブ「D」(通常運転時)
- セカンドギア「2」
- ローギア「L」
というレンジがありますが、実際には「P」「 R」「 N」「 D」のレンジを使えば運転できます。しかし、「D」の下には、「L」や「2」と書かれたレンジが存在しており、これらを駆使するとAT車の運転をより上手にできるようになるのです。
エンジンブレーキの使い方と効果
今では「P」「 R」「 N」「 D」だけの車もあるみたいですが、「L」もしくは「2」がある場合はそれらを使うと、上り坂や下り坂を走行するときにエンジンブレーキを掛けて運転できるので、ブレーキに負担がかからない上に安全な運転ができます。
ドライブギアで走行していて、下り坂で車の速度が必要以上に出てしまうときに、まずは2レンジを使います。ドライブレンジから2レンジに落とすことでエンジンブレーキを使うことができます。フートブレーキの効きも良くなるはずです。
2レンジでも加速してしまうような、さらに傾斜のきつい下り坂のときに、もう1つ下のLレンジを使います。
この2レンジを急カーブなどでも利用できるようになると、カーブでブレーキを踏みながら2レンジに落とし曲がると振られる感覚が少なくて安全運転ができます。こちらも参考になさってください。
ドライブレンジで走行したままブレーキを多用していると、フェード現象やペーパーロック現象が発生し、ブレーキペダル踏んでもブレーキがかからなくなってしまうのです。これらを防ぐために、AT車ではエンジンブレーキを上手に使う必要があります。
ニュートラル「N」レンジの使用方法
ATにおけるニュートラル(Nレンジ)とは、エンジンの動力がタイヤに伝わらない状態をいいます。駐車時に使うパーキング(Pレンジ)も同じくタイヤに動力伝達されない状態ではあるものの、内部でギアがロックされているため、正常にロックが働いている状態では外部から力を加えても車は動きません。
頻繁に使うPレンジに対して、傾斜では重力にしたがって車が自然と動いてしまうNレンジは使う状況が限られます。なかには一度も使ったことがない人も多いでしょう。ではNレンジは何のためにあるのでしょうか。
渋滞で長く停車している状態が続く場合、ブレーキを踏み続けると疲れるといったことから、NレンジやPレンジに入れる人も多いのではないでしょうか。対象となる車の年式や仕様によっても考え方は異なりますが、基本的には渋滞中でもDレンジでブレーキを踏み続ける方が良いようです。
- Nレンジに入れるとATF(オートマチックフルード)による冷却が出来ない、最悪ギアの焼き付きが発生する恐れがある
- PレンジからDレンジに切り替える際にリバース(Rレンジ)を通過する必要があるため、バックランプが一瞬点灯し、後続車を驚かせるケースがある
- Dレンジでブレーキを踏み続ける事で、ブレーキランプ点灯による追突防止や万が一の際に素早く回避行動をとる事ができる
動力をカットする目的でもNレンジが使われるケースがあります。アクセルペダルが戻らない、スロットルが閉じないなどの予期せぬトラブルが起きた際、走行中にエンジンスイッチをオフにしてまうと、ブレーキアシスト(倍力装置)が動作せずブレーキペダルは重たくなり、効きが悪くなってしまいます。
このような場合、エンジンオフにするのではなく、Nレンジに入れて駆動力を切り離すことで加速を止め、惰性で進んでいる状態で力を入れてブレーキを踏み続けることで減速するといった使い方をする場合もあります。
Nレンジに関しては MOVY 参照抜粋 https://car-moby.jp/article/car-life/useful-information/correct-use-of-neutral-gear/
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