「観に旅」九品寺の彼岸花が美し過ぎる。奈良県御所市

投稿日：2021年9月21日更新日：2021年9月22日

こんにちはnikoshibaです。

敬老の日もあり、３連休となりましたがコロナ禍では街には出れずで、良いお天気に恵まれ恵まれた事もあり、久し振りに愛犬ソラ（17歳９ヶ月の老犬で寝たきり）とドライブしてきました。

奈良県御所市楢原にある九品寺ですが、周囲の田んぼ周りや、土手に彼岸花が咲き、一部では大量に群生し一面が赤一色に染まっています。この日は快晴だったので空の青さとのコンストラストで非常に美しい景色が堪能できました。

九品寺から南側に建立されている葛城一言主神社までの約1.5kには、多くの彼岸花が分布していて散策しながら田園風景、そして標高約959mの大和葛城山などの光景、また九品寺から東側では奈良の長閑な風景が広がっています。

とにかく九品寺の周囲には、あちこちで彼岸花が見れますが、九品寺のすぐ北側には土手と畑に群生しています。そこが一番の見所です。

九品寺周辺には、あと少しするとコスモスも開花（この時期はまだ一割程度の開花）し、彼岸花はもちろんですがコスモスを一緒に楽しめると思います。

御所市観光ガイド

https://www.city.gose.nara.jp/kankou/0000001416.html

九品寺を開いたのは奈良時代の僧、行基です。行基は聖武天皇のとき奈良東大寺の大仏造営にかかわった僧で、その生涯は民衆救済のため布教活動を続けています。布教とともに灌漑や港湾施設建設や僧尼院建設に心血を注ぎ、大仏建立の功績によって、日本で最初に大僧正となっています。

さて、九品寺はサンスクリット語で、その意味は布教でいう上品・中品・下品で、人間の品格をあらわしています。上品の中にも上中下があって中品や下品にもそれぞれ上中下があります。全部で九つの品があるので九品と名づけられています。その九品寺のご本尊は木造阿弥陀如来像で、国の重要文化財に指定されています。

楢原氏は南北朝の戦いのとき、南朝に味方していた楠木正成公のため一族を引き連れて参戦しています。その戦いに行くとき、一族は身代わりのため石仏を彫って菩提寺だった九品寺に奉納したのが、いまに伝える千体石仏です。

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