先日から、新型コロナ感染者数増加で緊急事態宣言が1都3県が出ました。そして、明日にも大阪、兵庫、京都も緊急事態宣言があるみたいですね。
その他の県でも感染者が過去最高を更新するなど、感染拡大を防ぐための政策が次々に発表されています。コロナ禍の緊急事態宣言で、ショッピングも控えられておられる方が多いと思います。早くコロナ禍が収まると良いですね。
さて、前回まで、小売店の販売スタッフの接客及び業務内容をご説明しましたが、今回はまとめをしておきたいと思います。下記に、販売スタッフさんの一日の業務はこんな感じ の1日の業務を重ねると良いでしょう。
販売スタッフ業務ポイント
1、業務のポイント
相手の人と目線を合わすこと
明るく爽やかに微笑むこと
明るくはっきりと声をだすこと⇒語尾まではっきりと!!
◉接客7大用語
おはようございます こんにちは(親しみを込めて、笑顔で)
ありがとうございます
少々、お待ちくださいませ
お待たせいたしました
申し訳ございません
恐れ入ります
かしこまりました
*(全員で唱和できるなら全員で、無理なら一人でも唱和します)
◉ポイントの確認をしましょう。
・笑顔は(微笑む)?
・不快感がないか(一瞬の嫌な顔は絶対ダメ)?
・声が聞こえるか(10m離れて)?
2.商品知識の必要性
・店の商品のラベル、洗濯表示、注意事項を見て、自分で覚える。理解できない場合は、店長、チーフに教えてもらってください。
・販売価格は全て覚える努力をしましょう。お客様に聞かれたら、すぐに「○○はおいくらです」と、お答えできるようにしときましょう。
3.ラッピング
・包装紙の練習(実践)
回転包装の場合
巻紙包装&紐かけ
ギフト包装
納品受け入れ
4.納品商品の受け入れ方法
①出荷伝票でのに受け入れを慎重に
商品が入荷したら、伝票と照合しながら検品(検品とは商品と、伝票に記入されている商品が一致しているか、数量はあっているかの確認です。)し、検品日と検品者のサインをする。
システムがある場合での注文書とのチェックも必ずその日のうちに行うこと!
②検品の仕方と検品後の処理
入荷数と伝票の数が違っていたら、赤で訂正欄に正しい数を記入(システムがある場合は数量を書き換える。)
○ 検品済BOX(作っておく)に入れ、週一のペースで整理し、出荷伝票控えに綴じる。
- ABCS(アプリ、ビジネスコントロールシステム)を利用した場合でも、上記の伝票の意味を理解する。
一般の商取引では
発注➡納品伝票⇒仕入れ伝票⇒物品受領書⇒請求書➡支払
このようになりますので、取りあえずの理解をしておきましょう。
入荷時、伝票は最低3枚複写できます。(チェーン店などは本部分などもあります)
検品済伝票は、1枚ずつ分けて処理します。
仕入伝票(控)⇒店印を押して週一回本部へ送る
物品受領書⇒返送封筒のあるメーカーは、店印を押して返送
その他は、2,3ヶ月保管
納品書(控)⇒メーカー別にファイルに閉じる。この際に、単品管理表に入荷数の記入をしたかどうかをチェックしておくと良いでしょう。
このようなことで煩雑でしたが、今ではシステム化できますABCS(アプリ、ビジネスコントロールシステム)。以前から説明しています 販売POS&受発注アプリ をご参照ください。
- 移動伝票にいて
1)店間の移動の際の伝票の記入の仕方
- ・日付
- ・移動先店名
- ・移動先元店名
- ・商品(品名・品番・サイズ・カラーも)*品番は必ず明記
- ・数量
- ・単価
- ・合計金額
- ・メーカー名(必ず記入)
- ・移動手段(運送便で送ります。○○持ち出しetc)
2)処理の仕方
3枚複写
- ①控え
- ②商品と一緒に送る。
- ③本部へFAX後ファイル(○○店→他店へ)に閉じる。
*他店→○○店へファイルには、移動されてきた伝票を綴じる。
- 返品処理について
専用伝票を使用のこと(ABCSの場合はアプリシステムから)
メーカーごとに返品のマニュアルがあるので、それに参考にしてください。
不良品は店内で処分する場合もありますが、必ず、返品処理は必要です。
そうしないと、お店の損失になります。
各種資料の整理
5.案内物について
①本部からの案内・連絡FAX
本部からいろんなFAXが流れてきます。
- 本部手配発注書(特価・定価別にファイルする)
- 本部より案内詮⇒廃盤情報・入荷情報をはじめ各種案内FAX
即目を通して期日や内容etc大切な所はマーカーをしておく
②本部販促計画⇒毎月の販促計画の詳細やPOP例etc(本部がある場合)
③デベロッパーからの案内物
デベロッパーからの資料は必ず本部へFAXのこと
*①②③共、各ファイルに綴じる
この様な流れで、全体の業務把握ができると思いますので、これから小売業に携わる方は参考にしてください。
今回のコロナ禍で、医療従事者と関連の方々のご苦労に頭が下がります。感謝をしたいです。皆様も感染対策をなさって大変な生活だと思います。これ以上、感染が拡大しないことを祈っています
そして、経済は大変な状況ですが、中小企業、個人企業の方々のヒントになり、業績が回復され、スマイルライフになれますようにお祈り致します。
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