こんにちは！nikoshibaです。「暮らしあれこれ」をご愛読いただき誠にありがとうございます。FBフレンド（会社社長）の方が『ラストマイル』という映画を一度観たら、今の社会に問いかける良い映画ですよ。と、それで観覧したのですが、この映画は2014年問題、グローバル化でのいわゆる物流問題をテーマにした作品でした。
映画『ラストマイル』の背景！2014年問題と物流業界の課題が浮き彫りに？
「ラストマイル」という映画は、2014年問題に焦点を当てた物流業界の課題にスポットを当てた映画だと思います。2024年問題とは、働き方改革関連法によってドライバーの労働時間に上限が設定されることで生じる諸問題を意味します
目次
映画「ラストマイル」の簡単な概要と思惑
巨大ショッピングサイトの海外の物流センターにおける業務を通じて、ブラックフライデーに向けて繁忙期の中、配達物に爆弾をすり替えられて入れられ、爆弾１２個のうち数個爆発。警察の捜査も入るが、繁忙期のために物流を止めたら経済的な損失が大きいと考える会社で主人公が解決策を模索する。
主人公は、犯人捜しと経済活動を両立させるためにどうするのか、物流センターを運営する上層部の考え方や運送大手配送業者の下請けの従業員、そして、末端の個人配送の運送店など多数の関係者のエピソードを交えながら描いている内容です。
どのようなことが起きても、AIの仕組みによるベルトコンベアは一瞬しか止められない。巨大な海外資本は何もかも呑み込んで利益のために人・モノ・金を動かし采配する。
グローバル化が進んだ資本主義社会での大手との中小企業との対決は難しい面があり、でも、このように資本優先になりすぎた、今の社会は明らかに歪んでいるのも確かだし、今後2024年問題を背景に、どのような日本経済の流れになるのか、そして、高齢化社会を支える意味でもそれを利用しないと生活できない今の日本。この映画は、そのようなことを訴えかけているのだと思います。
2014年問題と物流業界の変化
- 巨大ネット通販会社の影響: 2014年問題の背景にある巨大ネット通販会社の急成長により、物流業界にかかる圧力が増大したこと。
- 配送業者の現実: 下請けや孫請けの運輸会社が抱える課題、低賃金、過酷な労働環境など、問題が山積み。
映画が描く現実とその意義と問いかけ
- 映画の描写: 主人公や登場人物を通して、実際の物流業界の現場をどのように描写しているかが見所の一つ。
- 現実との比較: 映画と現実の物流業界の状況を比較し、映画がどれほどリアルな問題を反映しているか。
物流問題の社会的影響
- 労働者の視点: 物流業界で働く人々が直面する問題と、それが彼らの生活や社会に与える影響についての問いかけ
- 消費者への影響: ネット通販の利便性の裏に隠れた、物流業界の問題が消費者にどのように影響を及ぼしているか、良い面、悪い面の判断。
今後の課題と展望
- 改善への取り組み: 政府や企業がどのような改善策を講じているのか、または講じるべきかを考察すべき問題定義。
- 未来の物流: AIや自動化技術など、未来の物流業界がどう変わっていく可能性があるかについての見解。
買い物難民問題と映画の教訓
この映画の背景は巨大ネット通販会社における下請けの運輸会社、また孫請けの小さな運送店の問題をテーマに取り上げていました。前項にこのnikoshibaで掲載した米騒動だけでは無かった？高齢化社会で買い物難民の増加の背景と対策にも関連してくるのだと思います。
- アクセスの困難さ: 高齢者が物理的に買い物に行くのが難しくなり、オンラインショッピングに頼る場合、映画で描かれたような物流業界の問題が、どのように生活を脅かすか。
- 地域コミュニティの崩壊: 映画の中で、物流の効率化とコスト削減が地域の小規模運送業者や商店にどのように打撃を与えているか。これが高齢者にとっての社会的孤立をさらに助長する点を指摘されているのでは。
今後の展望と解決策
- 物流とテクノロジーの未来: ドローン配送、AIによる自動化された物流システムなど、新しい技術が高齢者や買い物難民の問題をどのように緩和できるか。
- 地域密着型サービスの重要性: 映画が示唆するように、大手ネット通販会社に依存するだけでなく、地域の小規模事業者やコミュニティが持つ重要な役割について考察し、それをどのように維持・強化できるか。
映画「ラストマイル」が、私たちに問いかけるメッセージについて、物流問題の重要性を投げかけているように思える。そして、今後の「高齢者社会における持続可能な物流」高齢者社会が進む中で、持続可能な物流の在り方について、消費者として何ができるのか、どのように意識を持つべきかを提案しているような気がします。
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