こんにちはnikoshiba(ニコシバ)です。
毎日、まだまだ暑い日が続き、夏の疲れが出て、ついつい栄養ドリンクで回復という方が多いのではと思います。しかし、友人で、毎日飲まないと元気が出ないという人がいるんですが、健康にはどうなんでしょう?気になりますよね。
目次
栄養ドリンクに潜む危険!毎日飲むとどうなる?正しい飲み方とは
今回は栄養ドリンクについてですが、シニア・高齢者にとっては、疲れた時の強い味方かもしれませんが、やはり摂りすぎは良くないみたいです。最近ではエナジードリンクなどと元気になる栄養ドリンクがありますが、常用は危険が伴いますので注意をしましょう。
昔の話ですが、ある食品スーパーの方から冗談混じりに「栄養ドリンクには防腐剤が入っているので毎日飲むと死んだ時に体が腐らないんですよ!」と聞いて、今やさまざまな食品に防腐剤が入っていると聞きますので摂り過ぎは良くないですよね。
私自身も、仕事が忙しい時に、毎日毎日、コンビニ弁当で済ませていた時期があって、1〜2週間も続くと胃が受け付けなくなって食べたく無くなるのを思い出しまいたが防腐剤の性なんでしょうか?
それはともかくとして、ここからは栄養ドリンクの話になります。
何でもそうだと思いますが、たまに飲む程度ならべつだん問題はないと思いますが、毎日欠かさず飲んでいるとか、常用に近い方にはぜひ知っておいていただきたいことがあります。
栄養ドリンクはなぜ怖いのか?上手な飲み方とは
栄養ドリンクを毎日飲むとどうなる?健康的で上手な飲み方を薬剤師が解説
日々の仕事や家事育児の疲れがたまっているとき、風邪気味だけれど休んではいられないときなど、「もう少しがんばりたい」ときに頼りになるのが栄養ドリンクです。なかには、健康維持の目的で毎日栄養ドリンクを飲んでいる人もいることでしょう。
しかし、栄養ドリンクを手に取る前に少し考えてみてください。栄養ドリンクを飲むと、本当に疲労は回復するのでしょうか。栄養ドリンクの成分が、体に悪影響をおよぼすことはないのでしょうか……。
今回は栄養ドリンクの功罪に迫り、上手に栄養ドリンクと付き合う方法を考えていきます。
栄養ドリンクを過剰摂取するとどうなるのか
栄養ドリンクには、さまざまな効能を持つ成分がバランスよく配合されています。しかし、用量用法をこえて摂取することはおすすめできません。特に、健康に大きな影響をおよぼすカフェインや糖質の過剰摂取には注意が必要です。
■カフェインの過剰摂取は「死」をまねくことも!
カフェインを摂り過ぎると、不眠になりやすいことはよく知られています。しかしながら、中枢神経が過剰に刺激されると、不眠のほか、めまい・心拍数の増加・興奮・不安・震えなどが生じることがあります。また、カフェインにより消化器官が刺激され、下痢や吐き気、嘔吐をまねくこともあります。さらに、欧米ではカフェインを含むエナジードリンクの多用で死亡例も報告されています。
なお、カフェインは茶葉やコーヒー、エナジードリンクをはじめとした清涼飲料水などにも多く含まれています。その他、風邪薬や鎮痛剤の有効成分として配合されている場合も少なくありません。このようなことから、気付かないうちに摂取量が多くなっていることもあるため、安易な摂取は避けるべきです。
もっとも、カフェインの一日あたりの摂取許容量は個人差が大きいため、日本においても国際的にも上限は定められていません。ただし、カナダの保健省では、カフェインの摂取許容量を健康な成人の場合は400㎎/日、妊婦の場合は300㎎/日までとしています*5。
●食品中のカフェイン濃度
引用)農林水産省「消費・安全>リスク管理(問題や事故を防ぐ取組)>個別危害要因への対応(健康に悪影響を及ぼす可能性のある化学物質)>カフェインの過剰摂取について」*5
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
■糖質の過剰摂取は糖尿病の原因に
栄養ドリンクには比較的多くの糖質が含まれています。そして糖質を過剰摂取すると、血糖値の上昇から糖尿病をまねきやすくなります。
カフェインと異なり、糖質の過剰摂取が死に直結することはまずありません。しかし、糖尿病は動脈硬化の進行を早め、心疾患や脳卒中の発症リスクを高める病気です。また、自覚症状があらわれにくいため、気が付かないうちに病気が進行していることもあります。
このようなことから、栄養ドリンクの常飲は避けるべきです。
なお、栄養ドリンクによる疲労回復効果は一時的なものにすぎません。有効成分の血液中の濃度が下がってくると、服用前より疲労感を強く感じることもあります。
疲労そのものを解消したい場合は、栄養バランスの良い食事を摂り、睡眠時間を十分に確保してください。
栄養ドリンクに含まれている代表的な成分とその働き
栄養ドリンクは、目的に応じてさまざまな成分が配合されています。ここでは、多くの栄養ドリンクに含まれている代表的な成分とその働きを見ていきましょう。
●カフェイン
カフェインは、中枢神経を刺激する成分です。適量を摂取すると、頭がスッキリして眠気を感じにくくなります。また、疲労感を軽減して集中力を高める作用も期待できます。
●糖類
糖類は、脳や筋肉が活動する際のエネルギー源として使われる成分です。即効性があり、血糖値を上昇させる作用もあるため、空腹感もまぎれやすくなります。
●ビタミンB群
ビタミンB群は、エネルギー代謝に欠かせない栄養素です。しかし、水に溶けやすいビタミンなので、過剰に摂取すると尿に排出されてしまいます。そのため、毎日の食事でも積極的に摂取したい栄養素です。
●アミノ酸
アミノ酸はたんぱく質のもととなる栄養素です。吸収が速く、体のエネルギー源として活用されます。必須アミノ酸であるバリン・ロイシン・イソロイシンはBCAA(Branched Chain Amino Acid:分岐鎖アミノ酸)とも呼ばれ、運動時のエネルギー補給によく利用されます。
●生薬
滋養強壮・肉体疲労などに効果が期待できる生薬のほか、風邪症状や発熱の緩和を目的とした生薬が配合されている栄養ドリンクもあります。最近は、肌荒れをターゲットとした生薬配合の栄養ドリンクも販売されています。
●タウリン
タウリンはアミノ酸に似た物質で、エネルギーの産生や代謝にかかわる成分です。肝臓の働きを活発にする作用もあります。
以下は、実際に販売されている栄養ドリンクの成分表です。期待される効果が引き出されるように、有効成分をうまく組み合わせています。
●疲労回復をおもな目的としている栄養ドリンク
ビタミンB群 | ビタミンB1誘導体・ビタミンB2リン酸エステル・ビタミンB6・ニコチン酸アミド・ビタミンB15活性成分 |
カフェイン | 無水カフェイン |
生薬成分 | トウキ・オウセイ |
その他 | タウリン |
添加物 | 白糖・ハチミツ・D-ソルビトール・ブドウ糖など |
参考)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「一般用医薬品・要指導医薬品>リゲイン」*2を参考に筆者作成
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/otcDetail/400348_J1201000142_02_01
●アミノ酸配合の栄養ドリンク
生薬成分 | ローヤルゼリー・ショウキョウ・ヨクイニン・トチュウ |
アミノ酸 | ロイシン・イソロイシン・バリン・アルギニン塩酸塩 |
ビタミンB群 | ビタミンB2リン酸エステル・ビタミンB6・ニコチン酸アミド |
添加物 | リンゴ果汁・エリスリトール・白糖・果糖ブドウ糖液糖など |
参考)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「一般用医薬品・要指導医薬品>ユンケルローヤルA」*3を参考に筆者作成
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/otcDetail/300089_K2006000015_01_01
●発熱・疲労時の栄養補給を目的としている栄養ドリンク
ビタミンB群 | ビタミンB2・ビタミンB6 |
生薬成分 | ニンジン・バクモンドウ・カンゾウ |
その他 | タウリン |
添加物 | ブドウ糖果糖液糖・白糖・D-ソルビトールなど |
参考)独立行政法人 医薬品医療機器総合機構「一般用医薬品・要指導医薬品>カイゲンコール」*4を参考に筆者作成
https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/otcDetail/730165_J0601004441_01_03
栄養ドリンクとの健康的な付き合い方
最後に、栄養ドリンクと健康的に付き合うための注意点をいくつか挙げます。
まず、用量用法を必ず守ってください。常飲を避け、利用するのは本当に必要なときだけにしましょう。飲み合わせが好ましくない医薬品やサプリメントもあるため、服用前に併用の可否をチェックすることも大切です。不安がある場合は、ドラッグストアなどの薬剤師に積極的に相談しましょう。
そして、カフェインを含むものは寝る前に飲まないでください。頭はスッキリしますが、眠気を感じにくくなるため質の良い睡眠をとれなくなります。また、カフェインの過剰摂取にも要注意。栄養ドリンクを飲む予定がある場合は、コーヒーや茶類の摂取を控えておくことをおすすめします。
糖類の過剰摂取が心配な場合は、同じような有効成分を含む栄養剤(ビタミン剤など)やサプリメントに切り替えるのも方法の一つです。ただし、ビタミン剤やサプリメントを使用する際も、用量用法は必ず守ってください。
栄養ドリンクでビタミン類やアミノ酸などを補いたい場合は、食事の内容を見直してみましょう。必ずしも自炊する必要はありません。外食する場合・コンビニエンスストアなどを利用する場合は、彩り豊かな組み合わせになるように心がけるだけで、栄養バランスが整いやすくなります。
栄養ドリンクは、ここぞという時に使うべき非常食のようなものです。非常時以外に使うのはおすすめできませんし、頼りすぎるのもいけません。適度な距離感を保ちつつ、いざというときの切り札として上手に利用しましょう。
そして、栄養ドリンクを飲んでがんばったあとは、しっかり休んでください。栄養ドリンクが手放せないほど疲れている場合は、働き方を見直すべきかもしれません。
ナレビ 参照抜粋 https://nalevi.mynavi.jp/solving_problems/organization/14249/
カフェインを過剰に摂取すると体に悪い影響が出るのはよく知られていることです。急性中毒の症状としては心拍数の増加、不整脈、嘔吐など、慢性中毒の症状としては睡眠障害、頻脈、頻尿などがあります。
しかし、上手に摂取することでこんな効果もあるんです。
たしかに疲れているときは血糖値も低くなりがちですし、糖分がほしくなるものですよね。そんなときは栄養ドリンクよりもチョコレートがおすすめです。
カカオの成分であるエピカテキンがマウスの運動能力を向上させたという研究結果が海外で報告されている他、カカオに含まれるポリフェノールの抗酸化作用などで疲労回復すると考えられています。
結論として、何でもそうなのですが、取り過ぎは良くないことで、適度に摂ると健康にも良いという事ですよね。
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