こんにちは！nikoshibaです。「暮らしあれこれ」をご愛読いただき誠にありがとうございます。欧州食品安全機関（EFSA）から、食品添加物二酸化チタンについては遺伝毒性の懸念を排除できないとして「もはや安全であるとみなすことはできない」との結論が公表されました。日本において、二酸化チタンは昭和 58 年に指定添加物として認められ、白色の着色料として菓子類等に広く使用されています。
世界のがん罹患状況で日本は最悪！「二酸化チタン」は本当に安全？使用状況とそのリスク
国立がんセンターによる世界のがん罹患状況で日本は上位ですが、食品添加物二酸化チタンは、日本ではまだ大丈夫なようです。その根拠と有害性はないのか？これらの使われている食品とはどのような食品があるのか？調べてみました。
目次
二酸化チタンの安全性について！日本での使用状況とリスク
令和3年5月6日、欧州食品安全機関（EFSA）は、食品添加物として使用されている二酸化チタン（E171）について「もはや安全であるとみなすことはできない」との結論を公表しました。この発表は、日本国内でも注目を集めましたが、日本では依然として二酸化チタンが広く使用されています。本記事では、二酸化チタンが何故日本で使われ続けているのか、その根拠と潜在的なリスク、そしてどのような食品に含まれているのかについて解説し、消費者としての注意点を考察します。
1. 二酸化チタンとは？ 二酸化チタンは、食品に白色を加えるための着色料として使用されている指定添加物です。昭和58年に日本で指定添加物として認められ、それ以来、主に菓子類、乳製品、デザート、加工食品、ドリンク、そして一部の健康食品など、さまざまな食品に利用されています。また、医薬品や化粧品にも広く使われています。
2. 欧州での規制強化と日本での状況 欧州食品安全機関（EFSA）は、二酸化チタンが持つ「遺伝毒性」の可能性を排除できないと結論づけました。遺伝毒性とは、細胞の遺伝情報を損傷し、がんのリスクを増加させる可能性がある物質の特性です。この発表を受け、ヨーロッパでは食品への使用が規制される方向に進んでいます。
一方、日本では、厚生労働省がEFSAの発表を受けて調査を行いましたが、現時点では二酸化チタンの使用を禁止する措置は取られていません。日本の規制当局は、食品添加物の安全性については継続的なモニタリングを行い、国際的な研究データを参考にしつつ、国民の健康を守るための対応を検討しているとしています。
3. 二酸化チタンの潜在的リスク 二酸化チタンのリスクとして最も懸念されているのは、上記の遺伝毒性です。これにより、長期的に摂取した場合にがんのリスクが増加する可能性が示唆されています。また、二酸化チタンの粒子がナノサイズである場合、体内でどのように影響を及ぼすかについては、まだ十分に解明されていない部分も多く、慎重な対応が求められます。
4. 二酸化チタンが含まれる食品 二酸化チタンは、以下のような食品に含まれていることが多いです。
- 白色のキャンディやチューインガム
- ケーキや焼き菓子の表面のコーティング
- ヨーグルトやクリームチーズなどの乳製品
- 加工食品や一部のスナック菓子
- 健康食品やサプリメントの一部
- 飲料（特にフレーバーがついた乳飲料）
消費者としては、これらの食品に含まれる添加物を確認し、必要に応じて避ける選択をすることが可能です。
5. 消費者への提案と注意喚起 日本では、規制が緩やかであることから、消費者が自ら情報を収集し、リスクを理解した上で選択することが重要です。特に、健康リスクを避けたい方は、二酸化チタンを含む製品の摂取を控えることを検討してみてください。また、食品ラベルをしっかり確認し、E171や「二酸化チタン」と記載された添加物に注意を払いましょう。
二酸化チタンに関するリスクと日本での現状を理解することは、私たち消費者が健康的な選択をするために不可欠です。今後も、国際的な動向や新しい研究結果に注目し、自らの健康を守るための行動を取りましょう。
世界の最新がん罹患状況の公表～70カ国455地域参加による国際共同研究～
＊はデータ収集方法や精度において注釈ありの地域
2023年12月7日
国立研究開発法人国立がん研究センター
詳しくは https://www.ncc.go.jp/jp/information/researchtopics/2023/1207/index.html
海外での 二酸化チタンの健康被害例と日本の対応
海外で報告されている二酸化チタンに関する健康被害例は、主に以下のような研究結果や事例に基づいています。直接的な被害報告は限定的ですが、長期的なリスクに関する懸念が多く取り上げられています。
1. フランスでの研究と規制
フランスでは、2017年に行われた動物実験で、二酸化チタン（E171）が腸内で炎症を引き起こし、前がん性病変（腫瘍の前兆となる病変）を発生させる可能性があることが示されました。この研究結果はフランス国内で大きな反響を呼び、2019年にはフランス政府が二酸化チタンの食品への使用を一時的に禁止する措置を取りました。これが世界的な規制強化の一因となっています。
2. 国際がん研究機関（IARC）による評価
国際がん研究機関（IARC）は、二酸化チタンを「ヒトに対して発がん性の可能性がある」（Group 2B）と分類しています。この評価は主に吸入による曝露に基づいており、工業用の二酸化チタンを扱う労働者が肺がんのリスクにさらされる可能性があることが示唆されています。ただし、経口摂取に関しては、リスクが完全には解明されていません。
3. ナノサイズのリスク
二酸化チタンがナノサイズである場合、体内に吸収されやすくなり、その影響が懸念されています。ナノ粒子は、血液脳関門を通過しやすく、神経系に影響を与える可能性があるとの研究が一部で報告されています。ナノサイズの二酸化チタンが体内でどのように作用するかはまだ十分に解明されていませんが、遺伝毒性のリスクや長期的な健康被害の可能性が指摘されています。
4. オーストラリアでの懸念
オーストラリアでも、二酸化チタンの使用に対する懸念が高まっており、特にナノ粒子の健康影響についての研究が進められています。オーストラリアの食品基準庁（FSANZ）は、二酸化チタンの安全性に関する再評価を行い、消費者の健康リスクを再検討しています。
5. その他の研究
一部の研究では、二酸化チタンが腸内細菌に悪影響を与える可能性が示唆されています。腸内細菌のバランスが崩れると、消化器系の問題や免疫機能の低下を引き起こす可能性があり、これが健康全般に悪影響を及ぼすことが懸念されています。
６. 日本の見解
厚生労働省の見解、食品添加物 二酸化チタンの対応について 資料３（部会後修正）
食品添加物部会 令和５年７月 19 日。URLをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/001125207.pdf
これらの事例や研究結果は、二酸化チタンが完全に安全であると断定できない要因となっており、特に長期的な摂取やナノサイズの粒子が健康に与える影響が懸念されています。健康被害に関する研究は進行中であり、新しい知見が得られるたびに規制や使用基準が見直される可能性があります。
このことから、上記の世界の最新がん罹患状況の公表を見ると、日本人の癌の羅漢率は国別に見ると異常に多いことが裏付けされています。それにも関わらず、規制が強化されないのは何故なのでしょうか？素人目に見ても、なぜ？と言う疑問が付いてまわります。このブログを見られた方は、自身のお考えで気をつけて食品をお選びになることを願っています。
このブログ記事が、読者の皆様に役立つ情報となり、健康的な生活を送る一助となることを願っています。
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