先日、娘夫婦が、一泊旅行に誘ってくれ、行く前にエアコンを入れたままで行くので「なぜ消さないの？」と、聞いたら、付けっ放しの方が電気代は安いんだよ！と、
不思議に思って、色々なサイトで調べてみました。
そしたら、エアコンの電気使用量が大きくなるタイミングは、
「スイッチを入れた立ち上がり直後～設定温度に達するまで」と、「設定温度と外気温との差が大きいとき」とのこと
今までの常識では、エアコンのスイッチをこまめに”オン・オフ”すれば、節電につながると思っていました。しかし、それは逆効果とか、、
「エアコンのつけっぱなしは電気代がお得」という説も、こういったエアコンの特性があるからこそ、話題になったのだと思います。
エアコンつけっぱなしのメリットは、省エネ・節電だけじゃなくて、快適な温度を保てますよね。
でも、でも、？？？
エアコンの電気代を計算しながら、「24時間つけっぱなし」がお得なのか、エアコンの場合、安定時は200W以下であることが多く、100W〜200W程度で通常運転できるのだそうです。
一方、立ち上がり時は900W〜1300Wくらいになることもあるので、安定時よりも13倍の消費電力の差があると考えると付けっ放しが得？
最近の機種で、立ち上げ時と、安定時1時間の電気料金を計算すると、
一時間あたりのコスト
* 立ち上がり時、約50円
* 運転安定時、約3円
ということになるらしいです。
なら、付けっ放しが、、、お得
しかし、24時間つけっぱなしでお得にならないかもしれない条件が、、
※ エアコンの電気代が高くなる場合
①設定温度と外気温の差が大きいとき
②2010年以降のエアコンでないと、その前のエアコンは約1.3から1.5倍高く付くらしいです。
③部屋の向き、南向き、西向きなどで、西日が差し込む部屋は高く付きますよね
④家の造り、木造、鉄筋などで、高断熱にの造りなら、安定時間が長いですが、逆なら室外機のモーターの高回転時間が度々あり、立ち上げ時と同じことが何度か有るので高く付きますよね。
⑤真夏の狭い部屋に人がたくさんいると、一人でいるよりも、大人数でいた方が、室内空間では熱が発生します。
⑥それに、つけっぱなしの生活をすれば、今まで以上にフィルターが汚れるので、月に一回は掃除が必要とのこと
ならば「つけっぱなしは本当に安いの？」
電気店により意見も様々だと思うのですが、ある電気店では、理論上は、24時間つけっぱなしにすることで電気代が安くなるかもしれませんが、部屋の広さ、部屋の中にいる人数、外気の温度、木造と鉄筋の違いなど、様々な環境で消費電力は変化するので、はっきり言い切れないとのこと。
そして、外出が長時間の場合は消した方が良いとのことで、気温が夜間は下り、日中は気温が上がるので、やはり、室外機のモーター回転が上がるので電力消費が高くなるとのことです。
結論としては
立ち上がり時の電力の消費は膨大なので、通常時のスイッチのオンオフは度々は減らした方が、電気代の節約・省エネにはつながるとのことですよね
しかし、環境に寄ったり、長時間留守の場合などは切って外出したが良いとのことです。
それで、省エネ方法や、使用方法調べてみました。
エアコンの省エネ方法
夏場の冷房費が気になるもの。ですが、冷房を使わなければ熱中症の危険性がありますよね。
エアコンの使い方を見直しし、少し工夫することで、冷房を控えることなく消費電力を抑えられます。
①温度設定は？
環境によっての違いはありますが、27から28度で
②風量の調節は？
省エネのためには「自動運転」が良いらしいです。
強風だと部屋が冷えた後も、室外機のモーターが回りっぱなしになり、無駄な電力消費に、弱風では部屋が冷えるのが遅くなり、効率が良いとは言えません。
(環境により、冷房が直ぐに効く部屋の場合は弱で)自動運転にしておくと暑い時は強い風を、室温が下がってからは弱風になります。
快適な温度を維持してくれるので、無駄な電力を使わなくてすむわけですね。
③除湿を使うと？
暑さは温度だけでなく湿度も大きな原因、いくら冷房の設定温度を下げても快適にならない場合は除湿運転に変更したが良いとのこと
注意が必要なのは、上手に使わないと電気代が増えてしまう可能性もあるらしいです。
エアコンの除湿機能はメーカーや製品によって再熱除湿と冷房除湿のに分類されていて、エアコンがどちらのタイプなのかは取扱説明書を見ておくと良いです。
再熱除湿の場合、電気代は冷房機能よりも高くなります。
再熱除湿は湿度だけを取り除く機能なので、湿気を除くときにいったん下がった室温を元に戻します。その分電力を使うので電気代が上がるらしいです。
冷房除湿は冷房機能よりも電気代を抑えられます。温度と湿度を同時に下げてくれるため、日本の夏には非常に効果的で、湿度が原因の蒸し暑さは設定温度を低くするよりも除湿運転に変更した方が、体感温度が下がり効率よく快適になります。
④フィルターは？
フィルターにゴミが溜まっていると効率が悪くなるので、設定温度を下げても部屋の温度はすぐに下がりません。1ヵ月に1回を目安に掃除をしておくことです。
⑤室外機は？
室外機ですが、吹き出し口の周りに邪魔なものがあったり、直射日光で室外機周りの温度が高くなっていたりすると、室内の熱を外に逃がしにくくなり、エアコンの効率が下がってしまうので、室外機の周りを掃除して、日陰をつくってあげ、環境を良くするだけで、エアコンの効率が上がり電気代も抑えられます。
エアコンの使用で病気を防ぐ
熱中症対策として、冷房を適度に使用し水分補給、適度な塩分をしっかりと摂ることです。
エアコンが苦手な人もいますよね。冷房をつけていることで起こる、風邪や冷え性などをひとまとめにして冷房病と呼ぶらしいですが、熱中症にならないために冷房をつけているのに、冷房病になっては意味がないです。
冷房病は設定温度を、25度では低すぎます。27~28度ほどでも快適さは感じられますし、これなら体が冷えすぎるということもありません。
エアコンの風向きもポイントです。直接風を当てていては体が冷えすぎなので、風向きを上方向にすることです。冷たい空気は上から下に降りてくるため、温度のムラがなく快適になります。
最近流行りのサーキュレーターや、無ければ扇風機を回すのも良いですね。
結局は、ご自分のお家の電気代を、付けっ放しにしてみて、通常使用とどの位違うのか、実験したが良いですね。
参考までに、
電気事業連合会の調べ
家庭の電力消費
2016年調べ
照明、家電33.4%
台所 9%
給湯 27.7%
暖房 26.7%
冷房 3.2%
とのこと、暖房の方が高く付くんですね。知りませんでした。
エアコンを上手に使って、快適で健康な夏をお過ごし下さい。Happy smile
