こんにちはnikoshibaです。
前項では感性MDがなぜ必要なのかをお話ししましたが感性発想MDの必要性
最初に専門店マニュアルでお話したことですがここでは感性小売店の構築手順をお話ししたいと思います。
感性MD構築手順
消費者が、生活の中での、ライフ スタイルが個性的・多様化・趣味的・ファッション性を考えた、その中でもお客様の「欲しいを楽しむ」感性MD構築が必要不可欠になってきたのです。
その感性MDの構築手順です。
1.展開規模と営業収益の予算化と試算
収益を出さないと企業としては生き残れないので、ビジネスでは収益をどのように出すのかが基本になります。まずは簡単な試算から目処が立つか立たないかを試算し、最終でコンセプトや店舗立地、店舗規模が確定したらきちんとした試算(最低でも3年計画や資金計画)を立てましょう。
2.業種発想から感性業態発想への転換
業種と業態とは・・・
業態=百貨店・スーパー(なんでもある店)
業種=品種による販売(靴屋・化粧品屋・薬屋・家具屋・紳士服店・婦人服店等
ニッチとして生活雑貨・セレクトショップなど、業種の狭間を越えたのが業態の考えでしたが、近年はほとんどの業種で主軸商品にプラス業態を組み込んでいます。
3.コンセプトの構築とターゲット
コンセプトをどのようにするか?競合店との差別化などでターゲットを絞る。
4.店舗立地・商品・店舗内外装企画を、同時に構築
5.販売方法、及び仕入れ先の構築
6.商品の物流通経路の確保
7.本部・店販売マニュアルの作成
運営管理・システム構築etc
8.販売計画・販売促進計画の立案と実行・反省手順の構築
これらの手順は専門店マニュアル及びショップ販売戦略の中で、感性小売店を、どのように構築するかについての内容を順次掲載していますのでそちらを参考になさってください。
重要なポイントは、次の通りとなります。
顧客ターゲットの考え方
上記図を参照にしてください。今まで量販店は消費者に対し、モノ発想のターゲットで、商品販売を行えば良かったのです。
売場全体を、商品種ごとの売り場で構築し、商品種ごとの商品MDを行っていました。
現在では、量販店でも消費者に対し感性発想の商品販売が必要になってきています。なぜならば、消費の変化により消費者の心の満足や精神的な満足を充足するMDが必要になってきました。
店・売場全体を、感性で括った売り場で構築する必要があると思います。
最近、多くの業績を伸ばしている大手専門店などではカラーや趣向が統一されていますが、これらの発想からだと思います。
上記図はこだわり派に対し、感性発想のターゲット例でありますが、大手専門店は多くの消費者に対し、近年では感性発想に、さらに機能性を持たせた商品で大きく伸ばしています。
今後は、小売業界でも、IoT(internet of Things インターネット経由でセンサーと通信機能を持ったモノ)やAI(artificial intelligence 人工知能)を使った商品の開発も進んで来ると思われます。
今後の専門店はいかにこれらの感性を絞り、プラス機能性、IoT、AIなどの活用も必要になるでしょう。
次回に続きます。
前項を見逃した方は、このnikoshibaブログの項目(下部)から専門店マニュアルでご案内しています。 (専門店のノウハウを全て公開しています。こちらの専門店マニュアル、ショップ販売戦略では今までのアップ分をご覧になれます)
このnikoshibaブログの、カテゴリー「売れる専門店構築」でも順次公開しています。
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