こんにちはnikoshibaです。
前項を見逃した方は、このnikoshibaブログの項目(下部)から専門店マニュアルでご案内しています。
小売店で販売量を予測し、商品仕入れをするためには単品管理(単品商品の売れ数を掴む)が重要になります。
昔は値札を管理し、売れるたびに半券を保管して統計を出していましたが、最近はレジ(POSレジ)で販売時点処理を行えるようになりました。下記の原理が分かると、今後の商品仕入れ予測、販売予測に役に立ちますので、必ず、小売店などの流通業を目指す人はこのABC分析を熟知しましょう。
これからは商品仕入れはAI化され、瞬時に判断されるようになりますが、基本がわからなければ意味を成しませんね。では、ここでは簡単に説明をしましょう。下記図を見ながら、読み進めてください。
この図はABC分析を表したものです。ABC分析とは簡単に言うと商品アイテム数が10アイテム仮にあったとします。その売れ方は約2アイテムの商品が約7~80%の売上を占めるという考え方で、それをAで表します。データー実験によりこの考え方が認識されました。図が見にくいと思いますのでイメージで考えてください。
商品仕入れ、この場合は追加発注になりますが、単品管理により一週間程度の販売数をつかみABC分析をします。
図のように、ある期間の販売データにより、このような結果になることが一般的に予想されます。
Aゾーンの商品を一日も早くつかむ。
何日で何個の商品が売れたかで、入荷後の売上を予測し発注します。
販売商品のシーズン性、イベントなどの事情を考慮すると、デッドストック(不良在庫)には間違ってもならないから安心して注文できるのです。
Bゾーンの商品は
同じく数量をつかみ、この商品は、そこそこ売れる商品なので最低の注文数量で発注をして様子を見ることでAに変わるか、Cへ落ちるかの判断が必要です。
Cゾーンの商品は
間違っても追加の注文はしない。この商品は入れ替えが必要の為、データにより商品台帳から、早期に処分し、新しい商品への入れ替えが必要です。
これらのABC分析を繰り返すことにより、常にAの商品は継続して数量確保を行うと共に、A・B・Cが徐々に移行することもあるので、それに注意をしていると、Aの商品が、Bに、さらにCへと変化する。Bの商品がAに変化したりすると、この商品は今後の売れ筋につながり、多めの在庫を確保することで、売り上げ増が見込めます。
商品仕入れにおいて、商品の補充発注はこのABC分析を活用することで売り上げ増、在庫削減につながりますので、常に、在庫数、販売数、仕入れ数を意識する必要がります。これをデーター化するのが発注管理になります。
発注管理をしていると、商品の一番売れる時期から、段々売れなくなる時期が分かる。その一番の、売れる時期から、少し売れなくなってきたなと思う時期に、その商品の注文を止めることで不良在庫を防ぐことができるのです。
このような事から、商品仕入れにおいて、特に追加発注の場合は発注管理による単品管理の重要性が分かると思います。
次回に続きます。
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