こんにちはnikoshibaです。
現在では「見た目」が大切な時代、つまりビジュアル要素が重要なのです。
来店前に買うものを決めているお客様はわずかで、コロナ禍の今は目的買いの方が多くなっていますが、通常、お客様が目的買いよりウィンドーショッピングを楽しんでいらっしゃるのが現実で買う気で来店されるお客様はわずかだと思います。
そのお客様をどのようにして来店誘引するかが重要です。この視覚へ訴える店づくりの考え方をVMD(ビジュアル マーチャンダイジング)と言います。
その中でも、今回は商品の見せ方、ディスプレーと商品陳列の手法を簡単にご説明します。
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ディスプレー手法
先の項で説明したPP陳列を効果的に見せるために一般的に知られていることですが、商品のディスプレーに必要な基本テクニックは次のようになります。
ディスプレーの方法で大切なことは、常に、他店・有名店舗のディスプレーを見る事から始まります。例えば、旅行先や、ショッピング時に、素敵なディスプレーを見たら記憶に止めて置いて必要な時に思い出す引き出しが必要です。特に他店のウィンドー ディスプレーを見るのも勉強になります。
実際には、テーマを決め、全体をイメージして商品種・カラーを考えたディスプレーをします。
陳列のところで述べたカラーを意識して、お客様に商品の魅力をアピールすることでお店のコンセプトを生かすように心がけると良いでしょう。
色の配列具合によって、お客様に品揃えの豊富感を与えたり、逆に感覚的な不快感を与えたりする事もあるので、カラーコントロールは注意が必要です。
什器上でディスプレーする場合に一番大切な事は、売りたい商品にメリハリがあり立体的に見せ、その商品をより良く見せる事です。陳列とは違い、お客様の目にとまり、商品を手にとっていただく為の足止め効果が必要になります。
『三角構成』のディスプレー
左右対称の構成は、最も安定感がある。それだけ視覚的に美しさを感じさせる。
商品は安定感があり、落ち着いたイメージを持たせやすいが、半面、楽しさに欠ける。
後には、背の高い商品を置く。背が低い場合は、上げ底等を使用するなどで、後ろの商品を引き立たせる効果がある。
『不等辺三角構成』のディスプレー
左右対称のバランスを少し崩して、変化と動きを感じさせる構成である。大切なのは、崩したといっても、感覚的にバランスが取れていること。正三角形を不等辺三角形にしても三角は保つ。バラバラにしてしまうと、バランスが崩れ意味がなくなる。
『リピート構成』のディスプレー
商品を比較してもらうためにも効果的である。商品の形が同じものを繰り返して見せるのが、連続の構成で、ある種のリズム感が生まれ、印象的である。
商品陳列手法
「棚陳列の間隔」
棚やテーブルに商品を並べる場合は、布もの等は、少し隙間を空けて、必ず一枚ずつ、一番下部から折り畳んでいくことが重要である。
そうすることで、商品を新鮮に保てるのである。商品は自分の物だという意識を持つ事で大切に扱い、より、価値観が保たれるのである。
「ハンガー陳列」
ハンガー陳列は、量を抑えて選びやすくする。
基本は分類が一目で解るようにして、何より取り出しやすく、選びやすいことを前提にする。掛ける量が多いと、取り出し難いので販売に繋がらない四分の一から三分の一は余裕を持たせるのが良い。
店舗の入り口から見て、正面が見えるように向ける。横へ通路がある場合、右利きのお客様が多いことから、右手で取り出した時に、正面が見えるようにすることである。
逆になる場合もあるが、客導線を考え、商品がお客様の流れに逆らわないで、見やすく、取りやすく、綺麗に見える事がポイントとなる。
以上がディスプレーと商品陳列の手法となりますので熟知しておくと、これを基本にアレンジが可能となり自分流の陳列で業務が楽しくなります。
次回に続きます。
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