世界的な人口増で肉の供給が追いつかなくなるという危機感などを背景に、植物由来の食材を肉のように加工した「代替肉」の市場が急拡大しています。ここにご紹介するDAIZU株式会社はそのキーポイントになるのではと思います。
大豆が肉に代わる日？ 熊本から世界へ、そこには倒産からの復活があった。
人口増で、世界的に肉の供給が追いつかなる日に向けて代替肉の需要が高まっています。このDAIZUさんはその研究では進んでいて、次々に大手商社などから提携の話が舞い込んでいます。そこにはこんな秘密があったんです。
30年ほど前に、中国上海へ商工会議所の用事で訪れたときに、精進料理があるレストランで食べたことがあり、擬似肉料理、擬似野菜料理を食べたことがあり、物凄く鮮明に記憶に残っているのですが日本でも開発されていたんだと知りました。
中国にはもともと素食という文化があるのですが、素食というのは精進料理のように、肉、魚、卵、乳製品、一般的にニンニク、ラッキョウや、ニラ、ネギ、玉ネギを使用していない料理のことを言うらしいのです。宗教的な理由からではなく、健康を目的に普段から素食を習慣にしている人も多くおられます。
中国の素食文化でも、肉の代わりに使われているのが大豆などを原料とした代替肉です。中国では植物性たんぱく質から作られる肉という意味から植物肉と言われていて、20年以上前から植物肉を製造する食品メーカーがあると聞いていました。
今回、熊本の益城にある工場で、代替肉を生産している会社があると聞いて驚いたのですが、この会社の取締役研究開発部長の落合孝次氏（53）は、長年、発芽について研究していて、近畿大学農学部を卒業後、食品会社の米国勤務などを経て、2002年に米国で起業されていたのですが、落合氏の会社は資金繰りの悪化で倒産してまったのです。
しかし、そのノウハウが評価されて、野菜を生産する果実堂（熊本県益城町）で研究を継続されました。そして、DAIZを関連会社として2015年に設立したとのこと。
まさに、失敗からの立ち直りで大成功を収めようとなさっています。これからは健康意識の高まりもあり、尚更、代替肉の需要が増えると思います。そして、世界の食糧危機を救う会社さんになるのではと思います。
大豆の発芽温度（企業秘密）などの調整から肉みたいな繊維質が出来るらしく、大豆を原料に擬似肉はもちろんですが、代替餃子や、代替卵までが大豆で出来るとなると、卵アレルギーのお子さんとかには本当に朗報ですよね。
発芽温度は2000回も試されたとかで、そこが特許のために他社では真似ができにくいので、このまま世界に向けて大きな企業さんになられるように頑張って欲しいです。
以下は関連の新聞などのニュースになります。
市場急拡大「代替肉」大豆にこだわり世界と勝負 DAIZ（熊本市）
世界的な人口増で肉の供給が追いつかなくなるという危機感などを背景に、植物由来の食材を肉のように加工した「代替肉」の市場が急拡大している。DAIZ（ダイズ、熊本市）は原料の大豆にこだわった代替肉を製造。6月に生産体制を整えたばかりだが、ハンバーガーチェーン「フレッシュネスバーガー」が採用するなど着実に販路を広げている。
代替肉メーカーの多くが油を搾った後の大豆などを原料にしているのに対し、DAIZは大豆を発芽させ、うま味成分などを肉と同レベルに増やした状態で使う。「大豆そのものの味の差が大きい」。取締役研究開発部長の落合孝次氏（53）は自信を見せる。
落合氏は長年、発芽について研究してきた。近畿大学農学部を卒業後、食品会社の米国勤務などを経て、2002年に米国で起業。種子を高温や低酸素といった厳しい条件下で発芽させることで代謝を活性化し、さまざまな成分を生成させる研究をベースに、廃棄されたブドウの種でサプリメントの成分をつくる事業などを手掛けた。
落合氏の会社は資金繰りの悪化で倒産したが、ノウハウが評価され、野菜を生産する果実堂（熊本県益城町）で研究を継続。DAIZは関連会社として15年に設立した。どの大豆をどんな条件で発芽させればどんな成分が生成されるのか－。データを蓄積してきた。
大豆や発芽の条件を変えることで、牛、豚、鶏など目的の肉の味に近づけることができる。代替肉の市場が盛り上がりを見せる中、発芽大豆を使った代替肉の開発に着手。19年8月、発芽した大豆に熱と圧力をかけて機械で押し出し、肉のような繊維状の食感にすることに成功した。
「ミラクルミート」と名付けたDAIZの代替肉は、乾燥チップの状態で販売し、水で戻して調理する。味や大きさ、固さが異なる約10種類のチップを用意し、価格は1キロ当たり200～300円。粘り気が少ないため料理によっては工夫が必要で、当面は業務用として販売する。
大手食品メーカーやスーパーなど国内外から引き合いがある。21年秋には工場を新設し、生産能力を年間1万トンに増やす計画だ。落合氏は大豆以外の豆についてもデータの分析や蓄積を進めており、「素材を丸ごと使う、世界トップクラスの代替肉で勝負したい」と意欲を見せる。 （仲山美葵）西日本新聞 2020.11
■DAIZについて
会社名 DAIZ株式会社
所在地 熊本県熊本市中央区南熊本五丁目１番１号 テルウェル熊本ビル７階
代表者 井出 剛
設立日 2015年12月
事業内容 大豆由来の植物肉『ミラクルミート』の開発・生産及び販売
URL https://www.daiz.inc/
植物肉原料、熊本から米国へ ＤＡＩＺ、丸紅と提携
熊本日日新聞 | 2020年12月18日 で紹介された記事ですが、
大豆由来の植物肉原料を開発・生産する熊本市の食品ベンチャー、ＤＡＩＺ（ダイズ）は１７日、大手商社の丸紅（東京）と資本・業務提携を結んだと発表した。世界最大の植物肉市場である米国での販売を目指し、共同で市場調査に取り組む。
丸紅がダイズ社に１億円を出資。同社が使用する大豆の安定調達をはじめ、国内の販路拡大や米国への進出を支援する。米国の市場調査は来年の早い時期に着手するという。
米国では消費者の環境・健康意識の高まりから、新たなたんぱく源として植物肉の市場が拡大。丸紅の担当者は「味や食感が動物肉に近くておいしいダイズ社の植物肉は米国で受け入れられるのではないか」と期待する。
ダイズ社は２０１５年設立。大豆のうま味や栄養価をコントロールし、肉のような食感を再現する独自製法で植物肉の原料チップを生産している。今年８月から、同社製品を使ったハンバーガーなどが外食チェーンで販売されている。
ダイズ社の独自技術には食品・流通業界の関心も高く、味の素（東京）や日鉄物産（同）など５社が１０月以降、相次いで資本・業務提携を結んでいる。（福山聡一郎）
コロナ禍ですが、先の項に書きましたが感謝の気持ちであなたも幸せになれるんです「幸せホルモン」をたくさん分泌し、健康に留意しスマイルライフを目指してください。
国民一人一人が、三蜜を避け、手洗いや、うがい、マスク着用などの徹底をして、自己免疫を高めて感染を防がないとと思います。皆様が感染されないことを祈っています。
緊急事態宣言で規制をされた業者さんの嘆き、苦しみは想像を絶する
【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK！2％ポイント還元！
今回のコロナ禍で、医療従事者と関連の方々のご苦労に頭が下がります。感謝をしたいです。皆様も感染対策をなさって大変な生活だと思います。これ以上、感染が拡大しないことを祈っています。
そして、このサイトは小売業や、日頃の健康に関すること、そして、ミニ旅など、スマイルライイフを過ごすためのことなど書いています。
飲食業者さん、旅行業界、小売業など、経済は大変な状況ですが、こちらのサイトが、中小零細企業、個人企業の方々のヒントになり、業績が回復され、スマイルライフになれますようにお祈り致します。
◉nikoshibaブログABCSアプリなどのお問合せは、このHP下記の「お問い合わせ」からお願いします。
nikoshibaの「事業概要」をご案内していますので、こちらをクリックなさってください。
専門店、小売店を開業したい方は、全体像のショップ販売戦略、販売POS＆受発注アプリ編で、細部の実践マニュアルは、専門店マニュアル で順を追ってご説明させていただきます。
